コンサートと飲み会 [オヤジ仲間]
ゴールデンウィーク初日にオヤジの会で、あの小川典子さんのピアノリサイタルを観賞に行きました。ショパン生誕200年記念で、各地でいろんな催しが行われているようですが、今回のオヤジの会は地元で、6~7名でしたがたまには高尚な試みもいいものです。俳優の長谷川初範さんが司会進行役。初範を音読みにすると、何”とショパン”。曲目は、03年に公開されて見に行きましたが、アメリカ映画『戦場のピアニスト」でポーランドのピアニストが戦火から逃れている途中の廃墟で、ドイツ将校に見つかり、お前はだれかと問われ、ピアニストですと言うと、そこにあるピアノで何か弾け、と言われて奏でたのが「ノクターン作品20」。緊迫の瞬間でした。ほかにマズルカや幻想即興曲など。珍しかったのは、ショパンがパリで作曲に専念していた時代に愛用していたメーカーである『プレイエル』というピアノが、ステージ上に。普通ピアノは88鍵と言われていますが、このいかにも古そうで木製のようなライトブラウンの色調は古代のものという、威厳のある貴重なピアノは78鍵だそうで、だからショパンのピアノ曲はこれより上の音はなかったと。そしてエンディングは、ヴァイオリン1&2、ビオラ、チェロの弦楽四重奏による、ショパンのピアノ協奏曲第1番を全曲。とっても酔いしれた瞬間でした。小川典子オフィシャルサイトコンサート終了後に記念撮影。
その余韻を近くのうどん屋さんに持ち込んで、意見交換会。店主お勧めの薩摩焼酎「がんこ焼酎屋」の一升瓶で乾杯。クラシカルピアノを聴いた後の日本の焼酎はとっても合うものです。あつあつのてんぷら盛り合わせと、中トロマグロとサバ、タコとはまた粋なとりあわせに一同舌鼓。サバの燻製は絶品。ピアノかサカナか、どっちが主体だったのか・・いやはやどちらもです。いい音楽とほど良いお酒で酔いしれた一日でした。
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